インスペクションってご存じでしょうか。
家の購入や、建築を考えたことがある人なら聞いたことがあると思いますが
建物現況調査や住宅診断なんかに使われていますが
私が知っている限りインスペクションとは第三者による検査や検証といったところだと思います。
欧米では以前より一般的で日本では不動産業界で住宅売買で平成３０年４月以降インスペクションに関する事項が契約書に記載されるようになってから知られるようになってきました。
家という人生において一番高い買い物なのに何もしらないで長期間のローンを背負う、、
ちょっと怖いですよね。
販売会社様が建築屋でしたら、家のプロといえるでしょうが販売会社が不動産屋さんの場合、申し訳ないのですが建築のプロとは言えません。
以前同行させていただいたインスペクションで俗に言うパワービルダー様の物件でしたが
「これはうちの仕様なので何の問題もありません」と堂々とおっしゃっていましたが
私ども建築家(や)からすると、構造上、法規上ダメなものでした。
これは建築のプロであると誰でもわかるレベルの問題でした。
しかし、担当者様はそのことは知らず、何にも問題ないと言い張ります。
このように家を建てる人たちはすべてがプロとは限りません。
家を建てるにはプロ（建築士）の資格が必要です。
悲しいかな、住宅の場合、そ監理者（建築士）は名前だけで実際に管理していることは少ないのが現実です。
本来なら監理者（建築士）が行わなければならない業務をしていないことの方が多いのと感じます。
そのため、建て主様、購入者様はその性能が確実なものかの判断が難しく、インスペクションが必要となります。